音の研究テーマ成果普及 No. 010

標題点字楽譜の自動翻訳システム
内容点字楽譜は,五線譜の点字による表記法であり,視覚障害者の音楽教育や情報伝達のために重要であるが、少数の点訳者に頼っており、需要に答えられない状況にある。本研究では、点字楽譜の構文規則を解析するとともに、電子楽譜から点字楽譜を自動翻訳するシステムを開発した。
技術アピール1近年、MusicXMLを初めとする電子楽譜の普及にともない、健常者についてはネットワークを介した楽譜情報のアクセスが盛んになってきた。MusicXMLで記載された楽譜を自動翻訳することにより、視覚障害者が直接に楽譜情報にアクセスすることが可能になり、健常者と障害者の情報格差の解消が実現する。
技術アピール2点字楽譜の記法は世界的に統一されつつあるが、和音表記法、五線譜で省略された休符の扱い、小節内の複数旋律の表現法、パートの扱い、メロディーの繰返しパターンの省略表記、臨時記号の補完など、多様な表現法が存在する。電子楽譜の構文を点字楽譜の構文規則にしたがって変換し、翻訳することによって、点字楽譜の持つ多様性への対応を可能にする。
技術アピール3インターネット上に普及しつつある電子楽譜をより有効に利用するために,楽譜自動点訳システムをweb経由で利用するためのインタフェースを開発した.
その他試作システムをサーバー上で公開し、点訳ボランティアによる評価をおこなっている。http://gotoh-lab.jks.ynu.ac.jp/braille_music_score/index.htmlから利用可能。
研究者後藤敏行
所属機関横浜国立大学 環境情報研究院
連絡先(E-Mail)メール送信
連絡先(FAX)045-339-4193
連絡先(TEL)045-339-4193
WEBサイトhttp://gotoh-lab.jks.ynu.ac.jp/

作成:平成19年10月