☆調査研究事業について!

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財団法人サウンド技術振興財団は、試験研究事業として学識経験者などによる委員会を組織したり、財団独自の調査研究により、「音」に係わる技術の調査研究活動を展開しております。
*委員は発刊当時の執筆者を兼ねた委員会メンパーを示します。

報告書一覧


「外国語学習訓練システムに関する調査研究報告書」

日本の国際化が急速に進む中、日本人に求められるのがコミュニケーションの基本である言葉の問題で、外国人との相互理解を円滑にするには語学力を高め、中でも正しい発音をすることは不可欠である。当財団は(財)機械システム振興協会の委託を受けて標記のテーマにつき調査研究を行った。


「音楽文化時代到来のサウンド産業に与える影響について」

音は科学技術の進歩とともにその姿を変え次々と現われては消えている。音は人間にとって切り離しえない基本的要素であり、サウンド産業の姿は技術革新によって複合化・システム化が進み業種の垣根が消えつつある。本報告書では音に基づく産業について新しい枠組みを試みた。


「外国語学習訓練システムにかかる訓練の方法と教材に関する調査研究報告書」

正しい発音を修得するため従来のメディアを利用する聴覚学習の他に効果的に学習できる外国語学習訓練システムの開発を目指して、本調査研究は前年度実施した本システムの成果を基に学習訓練の方法に係わる実験および教材の在り方を検討し、本システムの開発方向を明らかにした。


「音楽療法とそのシステムの調査研究報告書」

音楽療法について関心が深まり、精神療法や心理学療法の分野等で取り上げられているが、人間の聴感覚、皮膚感覚への刺激を通した心身の療法をみると音楽の他に音(音響)、音波がある。本調査研究は健康対策の一つとして音楽を活用した方法における現状と課題について調査研究を行った。



「音の評価システムに関する調査研究報告書」

音の聞こえと音の物理的性質との関係を解明するため、音のどのような側面についてどのような尺度を用いてどのような評価法によって評価すればよいか等、さらにこれらの研究結果に基づいて音の評価システムを構成するにはどのような手法が良いか等基礎的な考えの討議を取りまとめた。


「音の評価システムに関する調査研究報告書」第2報

昭和61年12月の調査研究報告書・第1報に基づき調査研究を行った。


「情報化未来都市システムの調査・開発報告書」
-二ューメディアのユースウエアに関する調査研究-

次々と登場するニューメディアに対し、ユーザである市民は困惑しているのが現状である。何のためにどう利用するのか?どのような利用形態があるのか?本報告書ではユーザサイドに立った使い勝手のよさ“ユースウエア”の重要性を指摘し、ニューメディアを今後さらに普及あるいは利用させるための課題と方策を提言した。


「情報ネットワーク分野におけるユースウエアの海外調査報告書」

二ューメディアの技術革新、とりわけネットワークの構築には目覚ましいものがある。本調査はボーダレス時代をにらみアメリカ、ヨーロッパの情報ネットワーク分野におけるニューメディアの現状をその利用形態・方法といったユースウエアに視点をおいて調査した。



「情報化未来都市システムの調査・開発報告書」
-情報化未来都市における市民生活とニューメディア-

人間生活を支える衣・食・住・健康・遊・文化等々各情報カテゴリーを通して広く市民生活とニューメディアとのかかわりを、アンケート調査・ヒアリング調査・事例調査等を通じて広く調査し、特に健康・医療に焦点をあてて豊かな未来社会を築くための情報システムの在り方や課題を提案した。


「音響デバイスとその応用に関する調査研究報告書」
-盲人用筆記支援システムの調査研究-

筆跡を音に変換してフィードバックすることにより視覚障害者が文字を手で書く感覚を再び取り戻すための調査研究である。文字、図形等の形のバランスなど視覚による認識を音に変換して聴覚的にどこまで捕えうるか、音響フィードバックを活かした本研究が聴覚と触覚を結びつけて無限の可能性を探る。


「コンサートオルガン」
-その導入の手引き-

専用のコンサートホールの誕生が相次いでおりコンサートオルガンの導入も増加している。しかし、なじみの少ないオルガンはピアノ等と異なりホール空間に固定される楽器であり、スペースの確保や据え付け、調整期間等多くの問題を提起している。本報告書はコンサートオルガンを導入するにあたっての問題点、考え方を整理した手引き書を意図したものである。


「人体と音のコミュニケーションに関する調査研究」

情報化社会が急速に進み、経済の発展、科学技術の広がり、情報の氾濫からストレスの増加が指摘され、精神生活を安定したものにする必要が叫ばれている。このような社会動向を踏まえ、本報告書は特に「音」に主眼を置いて調査し、「音」が人間の生理・精神にどのような影響を与えるのか、聴覚にとって「美しい音」とは一体何なのかといった音と人間の関わりの在り方を探る。



「新時代の音環境システム」
-音楽空間の構成に関する調査・研究-

住環境の高密度化に伴ない、近隣騒音など音の問題が顕在化している。生活音すべてが必ずしも騒音ではなく必要な情報を含んだ音も多く存在する。しかし、昨今のように生活態様の多様化が進んでいくと他人の出す音の全てが好ましくない騒音ということにもなり、楽器やオーディオなどの音楽も例外ではない。特に集合住宅において音の問題は極めて深刻である。このような住環境において音楽の演奏、鑑賞を可能にするために必要な条件、実現方法を工学的に調査研究した。

*このテーマで平成7年11月に開催した講演会のテキスト「住まいと音」も刊行されている。


「情報化都市における音の利用に関する調査研究報告書」
-超音波がひらく市民生活-

都市生活をより快適なものにする上で音は重要なファクターの一つあるが、ここでは特に超音波に主眼をおいてその利用目的・方法・形態などについて調査を行なった。主眼は学術的な調査というよりも、幅広い分野を対象とした超音波の応用事例を通じて、市民生活をより快適なものにする音=超音波の様々な利用を多面的に調査し、市民生活を接点とした超音波利用の展開・発展の方向を探ることに重点を置いている。


「マルチメディアにおける音の効果的利用に関する調査研究報告書」

マルチメディアにおける音の利用も新しい試みが少しづつ行われ始めた。情報システムを介した人間相互のコミュニケーション、それも人間の都合に合せて音を利用出来る形態に発展することが望まれる。本報告書ではその様な現実的な環境を目標にすると何が問題か、どうすれば良いのかを考察した。調査の主眼は、ネットワークとパソコンを軸として、市民生活とマルチメディアとの接点を見据えた音利用の展開・発展の方向性に置いている。


「音に関する学術研究動向調査報告書」
-助成研究のその後と制度について-

当財団が毎年実施している研究助成事業は平成10年度には第15回に達し、日本音響界の主要な研究テーマと包括的に関わってきた。この報告書はアンケート調査により助成研究テーマのその後を追跡してその展開・発展方向を探るとともに、サウンド技術の動向を調査したものである。又、助成制度そのものに関する意見・提案も合せて調査している。



「保有情報に関するWeb情報システムへの展開」

当財団は、設立以来音の研究テーマに毎年助成して成果報告概要を発刊し、又調査研究も行ない報告書を発刊している。それらの印刷物は、大学・研究者・図書館等に配布して公益に供しているが、公開には限界があり十分とは言えない。本報告書は、これら当財団の保有情報をより広く一般で活用できるようにと、Web情報システムを構築して配信する過程・ノウハウをまとめたものである。同種の印刷物を配信する際の参考になる。


「ネットワークにおける音の利用研究 調査研究報告書」
-ブロードバンド時代の市民生活とコンテンツ-

本報告書は、ブロードバンドサービスで常に話題になる音楽配信などのキラーコンテンツを追い求める訳ではない。ブロードバンド時代のインターネットで“音”を活用して一般市民の日常生活を創造的なものに向上させるもの、換言すれば自由に誰もが使える通信環境を駆使して地域のコミュニティ活動・文化芸術活動など市民参加の草の根的な活用に焦点を合わせて考察している。


「音に関する研究動向調査」
-将来の課題と予測される研究テーマ-

本報告書は、財団事業を通じてパイプを築いてきた音響界の研究者にアンケートを実施し、サウンドの世界における将来の研究テーマ・課題を調査したものである。


「音に関する学術研究動向調査報告書」
-助成研究のその後と制度について 第2報-

当財団が平成11年3月に発刊したものの続編である。前回報告から5年が経過し、296件に及ぶ研究助成申請テーマが寄せられた。前回報告と比較しながら、申請テーマの傾向、助成を受けた研究の流れ、助成に対する意識の変化などをアンケートを基に明らかにしている。


「人と音のコミュニケーションに関する調査研究」
-市民生活と音環境-

市民生活の周囲に存在する音の中で、公共的な場・公共空間での音環境を中心に考察している。一般市民に向けて意図的に放音されたり放音の管理の主体が一般市民に委ねられている拡声器騒音、文化騒音、サウンドスケープなどの影響を考察し、市民生活にとってより良い音環境を実現する方策を探る。


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