
☆講演会等のお知らせ!

◆平成21年度の第21回研究助成講演会は約50名程の熱心な聴講者が来場されました。有難うございました。(平成22年2月15日アクトシティ浜松・研修交流センターで開催)
◆写真左:講師の先生紹介、写真右:講演に聴き入る会場の皆さん。

■演題
平成21年度助成テーマより
◇ 音響外傷性難聴のメカニズム解明と聴覚保護:山下大介氏
◇ 骨導超音波補聴器による非言語・パラ言語情報の知覚に関する研究:籠宮隆之氏
◇ 生体診断を目的とした柔軟なフィルム状エレクトレット音響センサの開発:蔭山健介氏
■開催日時 :2010年 2月15日 (月) 午後1時30分〜4時
■場所 : 浜松駅前 アクトシティ浜松 研修交流センター 6階
■主催 : 財団法人サウンド技術振興財団
■後援 : 浜松市・浜松商工会議所
★講師及び講演内容
〇山下大介氏 神戸大学 耳鼻咽喉科 助教 医学博士
強大音響や騒音に伴う内耳性難聴は感音難聴の主な原因の一つであり、その多くが難治性である。そこでまず動物を用いた基礎研究において、音響外傷性難聴における内耳神経細胞死のメカニズムを詳細に解明し、その結果に基づいて治療へのアプローチを多角的に検討した。つぎにそれらのデータをもとに、ヒトへ臨床応用 (Translational Research) する研究に取り組んでいる。
〇籠宮隆之氏 産業技術総合研究所 人間福祉医工学研究部門 特別研究員 博士(学術)
通常の補聴器でも聴覚を得られない感音性難聴者に対する聴覚補助器具として骨導超音波補聴器を開発している。本補聴器は文字で書ける単語などの言語情報の伝達に有効であることは示されている。しかし、音声言語では言語情報の他に、話者の感情や態度、人物性などのパラ言語情報や非言語情報も伝達される。そして、これらの情報が音声コミュニケーションを豊かなものとしている。そこで、感音性難聴者により豊かな音声コミュニケーション手段を提供するために、骨導超音波補聴器が非言語・パラ言語情報を正しく伝達可能であるかを評価し、改良する研究に取り組んでいる。
〇蔭山健介氏 埼玉大学 大学院 理工学研究科 准教授 博士(工学)
高分子及び金属フィルムを積層してマイクロギャップを有する柔軟に変形可能な音響センサを開発している。この様なセンサは植物の茎や葉、人体の体表の様な低音響インピーダンス媒体との送受信に優れ、密着して取付可能であり、広帯域(周波数と音圧)の音響を測定可能にする。このセンサにより農業分野の栽培技術や、医療分野の診断技術の高度化などに貢献すべく研究に取り組んでいる。
